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丸ごとチキンを上手に使って食費を節約!

んな大好きチキン(鶏肉)

チキン(鶏肉)といえば、低脂肪で高たんぱく質と健康にもダイエットにも嬉しい食肉。豊富なビタミンBに加えて眼精疲労に効果のあるビタミンAも多く含まれます。

日本ではそんな優秀な鶏肉はお値段も安くて庶民の味方…なのですが、ここNZでは、ちょっとお高め?移住してきた時にチキンよりもビーフ(牛肉)の方が安く感じて驚いたものです。

けれども気軽に日常のレシピに取り入れたいチキン。ここはスーパーで見かける「Whole Chicken」を買って、家で捌いてみましょう。

モモ肉、ムネ肉、ドラム…など各部位を買わなくてもいいので、この1羽分で何食分かのメニューになりますよ♪

チキンを捌いてみよう

とは言っても…肉屋さんに勤めたこともないので、完全に素人捌きです。ご了承ください。

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NZのスーパーで売っている「Whole Chicken」袋から出すとこんな感じで、既に首(せせり)の部分は落としてあります。

1.まずは手羽元から切り離します。
コツは手羽先を左手で持ち、チキンをすこし持ち上げて脇の下あたりから包丁を入れます。(いわゆる“吊るし切り”?)
これはブッチャーに勤めている知人に教わりました。吊るし気味にしながら切ると切り離しやすいそうです。チキンの皮を切ると手羽元のつけ根が見えますので包丁を入れてゆきます。
肉切包丁であれば骨もカンタンに切れますが、やはり関節の間で切った方が刃を傷めないので、まな板の上に移し、指で関節部位を確認して、接合部に包丁を入れます。
 
2.手羽元を本体から切り離したら、手羽先も同じように関節部に刃を入れて手羽元と切り分けます。
 
3.次はモモ肉です。1.と同じように左手で足部を持ってチキン本体を吊り下げ気味にして、本体との関節部に刃を入れて切り離します。
 
4.次はモモとドラムを切り離します。ドラムを持って逆方向に折ったりして動かすと、関節部が分かりやすいので、ここも関節の間に刃を入れて切り分けます。
 
5.本体だけになったので次はムネ肉を取り分けましょう。
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胸の真ん中を通っている骨のヘリに包丁を添わせて垂直に切れ目を入れてゆきます。 切れ目に親指を入れ、ムネ肉をはぎとります。
その下にはササミがあります。こちらも優しく骨から引きはがしましょう。ササミは崩れやすいので注意が必要です。
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6,全て切り分けられました!
鶏ガラはそのまま冷水を張った鍋に入れ、ショウガとネギの青い部分を入れて弱火でコトコト煮ます。美味しい鶏ガラスープがとれますよ。
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丸ごとチキンの使い方

Whole Chickenからモモ肉×2、ムネ肉×2、ササミ×2、ドラム×2、手羽元×2,手羽先×2と鶏ガラが切り分けられました。

どんな風に料理に使うのか?我が家の例を紹介しますね。

チキン野菜スープ

材料:鶏ガラ、ササミ×2、手羽元×2、手羽先×2

上で案内したように、鶏ガラはすぐに冷水の鍋に入れてショウガ、ネギの青い部分と一緒に弱火で煮て鶏ガラスープを取ります。

この時、鶏ガラのササミは取らずに本体につけたままにしておいてもOK。手羽先も一緒に入れて煮込みましょう。

途中、鶏肉に火が通ったら鶏ガラ、手羽元、手羽先を一旦、取り出します。鶏ガラに残っている肉やササミ部分ををフォークでこそぎ落とし、手羽元、手羽先と一緒に分けておきます。(火を通しすぎるとパサパサになるため)

肉をこそぎ落とした鶏ガラを再び鍋に戻し、小一時間煮だします。

別鍋で重ね煮しておいた野菜(家にあるものでOK。ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、マッシュルーム等、ベーコンを加えてもGOOD)を鶏ガラスープに入れ、取り分けていた茹で鶏肉も一緒に。塩コショウで味を調えます。

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モモ肉とひよこ豆のロースト

材料:モモ肉×2、ドラム×2 ヒヨコ豆、玉ねぎ、にんにく等

フォークで数か所刺したモモ肉・ドラムに強めに塩・コショウをし、オリーブオイルとタイム、ローズマリー、ナツメグ等のスパイス、おろしニンニククと混ぜておきます。

耐熱容器に敷き詰めたヒヨコ豆(水煮缶)の上に野菜と一緒に置いてオーブンで210~230度で焼きます。豚スペアリブなど追加してもGOOD!

ムネ肉とセロリの塩炒め

材料:ムネ肉×2、セロリ1本、にんにく

食べやすい大きさに切ったムネ肉を塩、砂糖、すりおろしたニンニク、酒で下味をつけておきます。炒める直前に片栗粉をまぶし、油をうすくひいたフライパンで炒めます。

ムネ肉の周りが白っぽくなったら、斜め切りにしたセロリを入れ、酒と水を入れてフタをし、蒸し焼きにします。

まとめ

丸ごとチキン1羽を解体して↑のように3食分のメニューができました!

最初は「これ…どこから切れば?」と途方に暮れていましたが、なんでもトライしてみるものですね.笑

コツさえ掴んでしまえば難しくは無いので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

丸ごとチキンは袋に入ってくるだけでゴミを増やすトレーも無く、チキンのすべての部位を残さず使えるエコな食材。

健康にダイエットに◎のチキンで美味しく食費を節約しましょう☆

 

記者プロフィール

Chiz

Chiz

手仕事人
好きなものに囲まれ心豊かに暮らしてゆきたい。
https://livingwithnature.net/

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