落ち葉をかき集める季節「焼き芋」が恋しくなりませんか?でも日本のようなサツマイモじゃないし・・・と諦めないで! NZのクマラでも美味しい焼き芋が出来ます! 今回はオーブン不要の簡単レシピをご紹介しますね。
「クマラ」とは?
ニュージーランドではサツマイモのことを「クマラ」と呼んでいます。マオリ語から来ていますがスーパーでもSweet potetoではなくクマラの表示で売られていますよね。
移住して来た折に「サツマイモだ!」と日本の感覚で蒸したり、焼き芋にしたりと試みたのですが…なんとなく思ってた味と違う?
それもそのはず、日本のサツマイモよりは甘みが薄く水分多め。
マオリの伝統料理ハンギやロースト料理の付け合わせとして、また揚げてクマラチップスとしても好まれているのはスイーツよりは炭水化物的な位置づけなのかもしれません。
主なクマラの種類は4つ
- パープルクマラ
- オレンジクマラ
- ゴールドクマラ
- レッドクマラ
1.のパープルは写真にありませんが、左から2.のオレンジ、3.ゴールド、4.レッドのクマラになります。
ついつい日本人的感覚からするとオレンジ(黄金芋?)やパープル(紫芋?)が美味しそう!と思ってしまいがちですが…
実はこの2種類は味が薄く、あっさりしていて料理の付け合わせやマッシュの方が向いています。
よって焼き芋にオススメなのは写真中央のゴールドや写真右のレッドのクマラ。特にゴールドは一番甘みがあるようです。ちょっとお値段が高いですけどね;
そう「焼き芋」のスタートは、まずクマラ選びが重要です!
クマラで焼き芋を作ろう
準備するもの
- クマラ(鍋に入る分量)
- 鉄鍋または無水調理器
- クッキングペーパーまたはアルミホイル
今回用意したのはレッドクマラ。鍋に入りきらなかったので一部カットしてあります。
使用する鍋はじっくりと材料に熱を通す鉄鍋や無水調理器、アウトドアで使用するダッチオーブンでもOK。
とにかく鍋肌が厚く、フタに蒸気穴の無い水分が逃げない構造であれば大丈夫です。
素材は鉄や鋳物、ステンレスやアルミニウムでも構いません。
(今回、私は鉄鍋のLOGOSを使用)
鍋に敷き込むのはクッキングペーパーもしくはアルミホイル。芋をひとつひとつ包み込む必要はナシ!
焚火や薪ストーブ、オーブンで焼き芋を作る際に「塗れ新聞に包んでからアルミホイル」とあるレシピが多く見られますが、無水調理器を使うならばその手間も要りません。
特にクマラは芋自体の水分も多めなので、洗った状態で鍋に入れるだけで十分です。
クマラ焼き芋の作り方
- 1. クマラの皮の汚れをブラシやタワシなどで綺麗に洗い落とす。
- 水分は拭きとらず濡れたまままクッキングペーパーを敷いた無水調理器の中に入れる。
- 2.フタをして無水調理器全体が熱くなるまで中火(約5~6分)
- その後、弱火で約30分
- 3.フタを開けてクマラの表裏をひっくり返す。さらに弱火で30分
- 4.火を止めフタをしたまま約15分放置。
- 竹串などでクマラを刺してみて中まで串が通ればOK。
- (もし中心部がまだ硬いようだったら15~20分再度弱火で加熱する)
レシピ…と言ってよいものか?というくらい簡単ですよね!
まずは適したクマラ選びと鍋があれば、ここニュージーランドでもホクホクの焼き芋が楽しめますよ♪
寒いこの時期ならではの美味しいオヤツ
ぜひトライしてみてくださいね☆