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夏の船釣り鯛を釣る!釣って来た魚をさばく

夏の船釣り鯛を釣る!釣って来た魚をさばく

釣って来た魚!さぁ、どうする!

前回は防波堤での鯵釣りをご紹介しましたが、船に乗ってほんの少しだけ岸から離れれば、キープサイズの鯛だって簡単に釣れます。鯛の1日に釣って良い数の制限とサイズの制限はお住まいのエリアによって異なりますので、こちらのサイトで釣りに行く前にご確認ください。http://www.mpi.govt.nz/travel-and-recreation/fishing/fishing-rules/

釣り

天然真鯛を釣り上げたは良いけど、さばき方が解らない!と言うお声を良く聞きます。鯛は背びれのトゲや骨が硬いので、さばき方を知らないと怪我をしたり、骨にいっぱい身が残ってもったいないので、上手に鯛をさばくコツをご紹介致します。

まずは鱗をとり、頭を落とす

1)包丁の裏、鱗とり等で鱗をとります。飛び散りますので、この作業はビニール袋の中や屋外でされた方が無難です。意外な裏技としては、厚く切った生大根の断面で、しっぽ側から頭側に向かって軽くなでると、大根に鱗が刺さり、飛び散らずにきれいに鱗をはがせます。

2)兜のラインから胸びれのすぐ後ろ、腹びれの付け根まで包丁を入れます。まずは片面を背骨に包丁があたる半分まで包丁を入れ、魚をひっくり返して裏側からも同じように包丁を入れ、最後に残った背骨の部分に少しだけテンションをかけると、あまり力を入れなくても、無理無く頭を落とせます。

図1

3)肛門から頭の方に向かってお腹を割き内臓を出して綺麗に洗います。

いよいよ3枚におろします。

図2&3

4)図2の点線に沿って、鯛の面に対して包丁の先を垂直に、皮1枚を切るぐらいのつもりで包丁を入れます。

5)切り込みから図3のように鯛の面に対して平行に背骨を目指して半分まで包丁を入れます。

6)しっぽを左手で抑えて、下から上に向かって並行に入れた包丁をしっぽから頭の方に向かって背骨をなでるように滑らせます。

鯛

最後は細かい骨を処理してお刺身に!

7)身が骨から外れて、フィレの状態になりました。反対側も同じようにさばきます。

鯛

8)お腹の部分に残った腹骨をそぎ取り、半身を更に図4のように3つに切り分けます。真ん中の細い部分には細かい骨がたくさん入っていて、釣りたての身の締まった鯛の身からこの小さな骨を骨抜きで抜くのは至難の業。骨が一列に並んでいる真ん中の部分をなるべく細く切り取り、左右の骨がない部分の皮をひけば、お刺身のサクが出来上がります!

図4

9)皮をひき、お刺身状に切り分ければ、今晩のメインディッシュ釣りたて鯛のお刺身の完成です。

鯛

アラも美味しく食べましょう。

10)切り落とした頭は美味しい鯛の兜煮に、そして骨はこんがり焼いてから出汁をとると美味しいお吸い物が出来ます。

鯛は無駄にする部分が全く無い美味しいお魚です。釣ってきた鯛を丸ごと美味しく食べ尽くしましょう!

記者プロフィール

とらこ

とらこ

『NZにない物は自家製で作る!』をモットーに、平日は会社員、休日は自然の中での半自給自足生活を満喫中♪
ブログ:ニュージーランド半自給自足生活

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