南島にあるネルソンという町はご存知ですか? ニュージーランドの中でも晴天率が高く「サニーネルソン」と呼ばれるこの町は、美しい自然と芸術家が多い街としても知られています。
旅の途中で寄るには少し物足りないかもしれませんが、暮らすにはとても穏やかでいい街です。私は冬の間ネルソンにある語学学校に通っていたので、そこで体験したフェスティバルをご紹介したいと思います〜!
Four Lanes Festival
9月の初めごろに開催されたアートなお祭りです。家族で楽しめる無料のエンターテインメントをコンセプトにしていて、ネルソンの4つのエリアを探索しながら、食事や音楽を楽しむことができます。小さい観覧車やステージの生演奏、参加型のダンスショーを楽しめます。子ども向けの遊び場もあり、いつもより賑やかな雰囲気です。このお祭りは2019年に初めて開催され、2021年以降はコロナウイルスの影響で中止になってしまったので、まだ数回しか開催されていないんだとか。地元でも知らない人がいるくらい新しいお祭りです。
ネルソンといえばサタデーマーケットが有名ですが、このお祭りでは今までに見たことないようなフードワゴンもたくさん出店していました。みんなどこからやって来たの…?という気分になります。私は窯焼きピザのいい匂いに誘われたので、マルゲリータを注文しました。晴れた日に外で食べる、焼き立てピザは最高です。他にも、アジア料理のブースやスイーツなど、多様なジャンルのお店がありました。
道を歩いていると、ストリートパフォーマーと出会えるのも面白かったです。普段は静かな街なので、子供たちも夜になるまで楽しそうに過ごしていました。観光地のような忙しなさは全くないので、いつかネルソンに行ってみたいなと思ってた方にはおすすめのお祭りです。
TE RAMAROA
6月末から7月までの5日間だけ行われた、ネルソンのライトフェスティバルです。夕方から夜の時間のみ開催で規模も小さめなので、ネルソンに住んでないと行く機会がないかもしれません…。街のあちこちにライトアップが施され、各自で自由に探索して楽しむというスタイルです。冬の夜は結構寒いので、しっかり着込んで散歩するのがおすすめです。
もし訪れるなら、キリスト・チャーチ大聖堂がおすすめです。普段から無料で入れるのですが、私はこの日初めて入りました。夜に教会に行く機会ってあまりないので、厳かな気持ちになりますね。巨大なパイプオルガンと蝋燭が幻想的です。教会までの階段や道にも、さまざまなライトアップがあるので、写真を撮りつつ歩きます。
午後9時頃になると、小さなショーが開催されます。教会から街にかけて、地上から10mくらいの高さをパフォーマーが空中散歩します。ときどき回転したり、地上に近づいてきたりと、サービス精神旺盛に観客を楽しませます。黒い衣装を着て夜空に溶け込んでいるので、遠くから眺めると、光だけがくるくると宙に舞っているように見えて綺麗です。遠目の写真だと伝わないので、地上にゆっくり降りて来ている瞬間をカメラに収めてみました。TE RAMAROAで検索してもらえれば、トップページで公式の格好良い写真が見れます。
終わりに
今回は知る人ぞ知るという感じのネルソンのイベントをご紹介させていただきました。ネルソンでは他にも、アートフェスティバルやサタデーマーケットなどが開催されているので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。