今回はWellingtonで映画と言えば外せないスポット、Miramar地区にあるWeta Caveをご紹介します。
どんな施設?
映画『Lord of the Rings』や『The Hobbit』シリーズの特殊効果や小道具制作を手掛けた会社が運営する施設です。この会社が携わった作品のフィギュアなどを展示しているほか、グッズやフィギュアの販売も行っており、撮影の裏話をまとめたビデオも上映されています。入口では巨大なトロル3体が出迎えてくれ、店内にはゴラムをはじめ、フィギュアも飾られています。大人$25でワークショップツアーにも参加することができます。
『Lord of the Rings』や『The Hobbit』のファンの方、映画がどうやって作られているのか、興味のある方にはこのワークショップに参加することをオススメします。
ワークショップって何をするの?
45分程のツアーになっており、まずビデオ鑑賞し、大まかに小道具や映画で使われる特殊メイクなどについて学びます。ワークショップでは写真撮影はNGなので、画像はありません。特に興味深かったのは、武器や鎧などの素材についてです。みなさん、『Lord of the Rings』に登場するサウロンを知っていますか?彼が身に着けている鎧、どう見ても金属にしか見えないですよね?!しかし、それがゴムやラバーで作られたものらしいんです。金属なら35㎏以上もの重さになるそうですが、これらの素材だと約1/3の重量にできます。金属を着けて激しく動くと、体に負担がかかるし危険も伴います。演じる俳優に対する配慮がされているんですね。そして、もうひとつ印象深かったのは、顔の筋肉や体の各パーツの動きを分析して、よりリアルに動きを作っているということです。より自然な動きを作り出すために、様々な技術が使われています。毛の生え方にもこだわっており、リアルさを追求する姿勢に驚かされました。最後に、実際にフィギュアや顔型を作っている制作場も見学できます。日本人の方も働かれているそうです。スタッフさんやガイドさんに質問もできますよ。
Wellington Airportもオススメスポット!
実はここの空港には写真スポットになっている超巨大ゴラム、そしてドラゴンなどのフィギュアがあるそうです。残念ながら私は今回行くことができませんでしたが…ここのフィギュアもウェタ社が制作しています。
映画と言えばハリウッドと思っていましたが、Wellingtonにもすばらしい映画産業があることを知りました。Weta Caveで映画裏話を知って、もう一度映画を見返したときに新たな発見があるような気がします。ぜひ、Wellingtonにお越しの際は映画について学んでみてくださいね☆