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Tekapoで世界一のStargazingを楽しもう

生に一度はテカポで星空観測をしてみたいと思っていた方に朗報です。

ロックダウンから早くも7ヶ月が経ちました。テカポと言ったらなんと言っても美しい星空が有名ですよね。Dark Sky Reserveと言って国際ダークスカイ協会に星空保護区として認定されているほど、町をあげてこの美しい星空、暗い夜空を守っていこうという取り組みがされています。人口約500人ほどの小さな町ですが、星空観測ツアーを行っている会社がこの町だけでも3つもあります。

一つは、ホットプール施設で夜に星空観測ツアーを開催している「Tekapo Springs」、2つ目は少しマニアックですがアストロフォトグラフのツアーも行なっている「Silver River」、そして中でもみなさん1度は耳にした事がある会社かと思いますが、カンタベリー大学保有のマウント・ジョン天文台にて3カ国語ツアーを行う「Dark Sky Project」(旧Earth & Sky)です。

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Dark Sky Projectは、ロックダウンから7ヶ月目にして、ようやくマウント・ジョン山頂にある天文台にてツアーを再開するに至りました。ロックダウン前までは、世界中からたくさんの観光客で賑わい、英語、中国語、そして日本語の3カ国語で365日休まずツアーを行なっていました。残念ながら、現在は英語ツアーのみ、木曜日から月曜日の週5日間、1日2〜3本のツアーの開催となっています。ちなみにマウント・ジョン山頂へのアクセスは、日中ですとTekapo Springsの駐車場からスタートするハイキングコースがあり、登って山頂へ行く事ができます。また、お車でお越しの方は、木曜日から月曜日10時30分から2時30分までゲートがオープンしています。その際は、8ドルかかります。マウント・ジョン山頂にはアストロカフェというロンリープラネットにも掲載されている小さなカフェがありますが、こちらは残念ながらロックダウン後から現在に至るまで、閉鎖されています。夜間の山頂へのアクセスは、このDark Sky Projectのツアーに参加される方のみとなります。星空観測ツアーは天候条件に左右されやすいため、また、山頂の天気は非常に変わりやすいこともあり、雨や強風などで山頂でのツアーが行えない場合でも、町の中心部から5分ほど離れた場所にあるDark Sky Projectが保有するコーワンズ天文台にてツアーが行われるか、または町中にあるオフィスにある施設内にてインドアツアーが代わりに行われます。こちらには、10メートルあるドームの中にブラシュエア望遠鏡という18インチの望遠鏡が設置されています。19世紀に火星研究にも使用されていた歴史ある望遠鏡です。(厳密言いますと、こちらのレンズを用いて当初別の望遠鏡に取り付けられて使用されていました。)現在は実際に天体を観測することはできませんが、ドームが開閉するのを見たり、望遠鏡を動かしたりすることはできます。

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Dark Sky Projectでは、オフィス内で衣類や雑貨、本などオリジナルグッズを販売しており、ツアーの待ち時間にのんびりお買い物ができます。オフィスに併設されたレストランはロックダウン後から現在に至るまで閉鎖中ですのでご注意を。ツアー開催時間は季節によって変動しますが、基本的に遅い時間の開催となりますので、ツアーに参加される前に食事を済ませて準備万全で行かれることをお勧めします。冒頭でも触れたようにテカポは小さい町ですので、飲食店も早い時間にしまってしまいますのでご注意を。ツアーの予約は、Dark Sky Projectのウェブサイトまたは、直接オフィスにてできます。ロックダウン前にテカポで星空観測をしようと思っていて機会を逃してしまった方、ぜひ、経験・知識豊富なガイドの下、世界一美しいテカポの星空を堪能してみてはいかがでしょうか。

 
Dark Sky Project

記者プロフィール

Wanderer

Wanderer

ギリホリで夢を追いかけニュージーランドへ渡航。
NZで観光、ホテル、航空業界総合NZQFLevel4の資格取得。
食べること、旅すること、そして星空観測が大好きな今も恋するテカポでさまよい歩き続けるワンダラー。

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