留学を決意するまでの過程やきっかけは人によって様々ですよね。中には家族や友達の影響を受けて「この国に行きたい、学びたい、仕事したい!」というパターンも数多くあるのですが、「留学するならどこの国がいいかなぁ??」という疑問から留学に関することを調べ始める人も多いと思います。

そこで今回、我々ニュージーランドを愛するものとしてニュージーランド留学の良さを紹介するために、あえて留学大国でもあるアメリカに勝負を挑んでみたいと思います!

まずは統計から

日本からアメリカ、或いはニュージーランドへ留学している学生による海外留学の状況はどれくらいか調べてみると、
(データは文部科学省、2014年のもの、1年に満たない留学は除外)

アメリカ:19,064人
ニュージーランド:774人

となっており絶対数ではかなりの差がありました。
国土の大きさはニュージーランドの37倍、人口も70倍、経済規模も大きいためそれだけ留学生を収容する能力が高いのは当たり前で、2014年前後はクライストチャーチの地震の影響もあり、留学生だけでなく旅行者数への影響も大きかった時期でもあります。現在は上昇傾向にあるため、最新の情報ではもっと数が増えていることでしょう。
そしてアメリカへの留学生も実は2000年には約46000人もいたのですが、様々な要因から半分以下へと下降傾向にあり、留学先をアメリカ以外にひとまとめにした場合には上昇傾向にあるようです。ということで、絶対数では負けてるけど人気上昇率ではニュージーランドの勝ち!!

アメリカ留学について

アメリカの最大の特徴としては、やはり大学の数が多くそれだけ専攻できる分野も多岐にわたります。大学の数は短期大学も含めると4000を超え、そして何と言っても世界大学ランキングの上位を占めるMIT、スタンフォード、ハーバードとトップレベルが集まります。
もはや英語の勉強云々ではない超ハイレベルな環境に身を置ける可能性があります。

アメリカならではのメリットとは

そして世界でも屈指の先進国でもあり、世界中から人が集まってくるため、新しい技術や情報の発信元でもあります。AmazonやUberといったサービスはアメリカから始まり日本へ広まりました。検索エンジンのGoogle創設者もスタンフォード出身です。
最新の情報を身近に感じ取ることができるのは、アメリカに居る人ならではの特権でしょう。

逆にデメリットとは?

今回はアメリカ留学を批判するつもりは毛頭ないので、流す程度に紹介します。

・学費が割高

→ニュージーランドと比べると比較的に割高になることが多いです。もちろん安い学校もあります。

・人気が高い=日本人が多い

→これは避けて通れない問題です。しかし、あえて日本人のいない学校を選ぶことで回避できるでしょう。

・治安が心配

→もちろん窃盗や空き巣などニュージーランドでも同様にありますが、銃の乱射事件をニュースでみると少し怖いですね。とはいえ通常の留学生活を送っていれば銃そのものに遭遇することはほとんどないと思われます。

・ワーキングホリデー制度がない

これが最大のデメリットかもしれません。働きながら勉強してお金を貯めて、、、といういわゆる学生アルバイト生活ができません。とはいえ学生ビザで一定の条件を満たす場合には就労が可能な場合があります。

ニュージーランド留学について

ニュージーランド留学の特徴はやはりその「住みやすさ」にあると思います。住みやすい都市のTop10には常にオークランドがランクインするほど。
車で少し走れば豊かな大自然に囲まれて、人懐っこい現地の人々とのコミュニケーションは何物にも代えがたい強みです。都市部でも安心して生活できる治安の良さは、世界平和度指数ランキング4位であることからもわかる通り、英語圏の国の中では一番安全な国としても知られています。
東京ほど大きい都市ではありませんが、そのぶん誘惑が少ないため勉強に集中しやすい環境であることは、実は留学するうえでとても重要な要素の一つですよね。

学費の面でアドバンテージ

もちろんアメリカでもニュージーランドでも学校によって費用は変わってきますが、先ほども述べた通り比較的学費の安さが目立つのがニュージーランドです。
例えば6か月の短期留学の場合、
アメリカ(サンフランシスコ):160万前後
ニュージーランド(オークランド):110万前後
となり、大きな差が見られます。
※あくまでも目安です。
家賃や生活費のことを考えると、経済的な面ではニュージーランドにアドバンテージがあります。

デメリットは?

アメリカと比較すると大学や専門学校で専攻できる分野は少ないため、どちらかというと語学を学ぶ学生に偏りがち。大学の数で言えばニュージーランドには8つしかなく、例えばそのうちの6つにしかロースクール(法学部)がなかったりする。
なので語学を学びたい学生には良い面が多いが、自分の専攻する分野を深く掘り下げたい場合には向いてないのかもしれない。
そしてもう一つは田舎すぎると感じる人もいるため、中には刺激が少なく物足りないと受け取る人もいます。確かにオークランドシティの中心部も言ってしまえば新宿や渋谷程度の大きさしかない、と言われるほど。
「眠らない街」を求める人には確かにつまらないかもしれませんね。

以上、ニュージーランド留学 VS アメリカ留学です。
ニュージーランドをもっと楽しく過ごして欲しい我々としてはもちろんニュージーランドへの留学をお勧めします!!