世間では芸能人の留学が話題となり、夏真っ盛りのニュージーランドへ留学を目指してくる方も増えとても忙しい時期になっています。そして 2017年を迎え、新年の抱負に「今年こそ留学を!」と意気込んでいる方も多いと思います。 いくつかある内の留学へ踏み切れなかった理由の一つに、費用の問題があります。 費用の目安は、「ニュージーランド留学に必要な費用の全容」をご覧いただくとして、実際に現地で留学費用を稼ぐことができるのか、またはどれくらい稼ぐことができるのか、をご紹介します。
アルバイトをするためにはビザの条件をよく確認
ニュージーランドでは、取得されたビザによってパートタイムによる就労が許可されます。話は脱線しますが、実はアメリカへ留学した学生は、原則的にアルバイトは禁止されているため、生活費の捻出も留学前に計画しなくてはなりません。費用の面でニュージーランドへの留学は有利な状況であると言えます。
最低限のお金を現地で稼ぎつつ、食費や交通費に充てられることができ、場合によっては活きた英語の勉強にもつながることはとても大きなアドバンテージです。 では、就労が可能となるビザにはどのような種類があるのでしょうか。
学生ビザの場合
高校・大学・専門学校、そして語学学校へ 3か月以上通学する場合には学生ビザが発給され、16歳以上の方は、1 週間に20時間までの就労が認められます。 個人的な見解ですが、20時間までと制限されているのは、学生である以上学業に集中してくださいね、という表向きの意思と、現地の人の仕事を取り過ぎないでね、という側面もあるのでしょうね。
話はそれましたが、では実際に 20時間でどれくらい稼ぐことができるのか、概算してみましょう。
最新情報の 2016年4月1日にて、ニュージーランドにおける最低賃金は時給 15.25ドル(約1220 円)となっています。
(労働省のサイトに記載 Current minimum wage rates) 仮に1 ドル80 円で計算すると、時給15.25ドル×20時間=305ドルとなり、ここから(年間収入14000ドル以下の場合)10.5%の税金を支払う必要があるため、手取りにすると約272ドルになります。 土日に6時間ずつ、平日に2時間~4時間程度アルバイトをすれば勉強する時間も十分もてるのではないでしょうか。
ワーキングホリデーの場合
18歳から30歳以下(出国時の年齢)を対象にしたワーキングホリデービザを取得した場合、ニュージーランドでは特に制限なく就労が許可されます。
ただし、学校へ通いたい場合には最大で6ヶ月間の就学が許可されているため、さらに長い期間勉強を続けたい人は学生ビザへ切り替える必要があります。
人によって、始めの6ヶ月間で語学学校へ通い英語スキルを伸ばしてから仕事を見つけることを目標にする方法や勉強とアルバイトを同時期に進める人、或いはニュージーランド各地へ旅をつづけ、旅先で生活費を稼ぐなど選択肢が幅広くあります。
ビジター(観光)ビザの場合
残念ながらビジタービザ保持者には労働は許可されておりません。 金銭だけでなく物品やサービスによる報酬も総じて禁止されています。
例えば、旅行者用の旅宿で食器洗いや庭掃除をする代わりに宿泊費をタダにしてくれた、というケースも一切認められません。お金のない旅行者をそそのかす業者がないとは言い切れませんので、うまい話には乗らないようにしましょう。
今回のまとめ
学生ビザの場合、最低賃金でも週に 272ドルを稼げることを考えると、留学費用の一部を現地で賄うことは可能であるといえます。
ホームステイをする場合には、丸ごとお小遣いとして使えますし、家賃が仮に週150ドルかかっても残り122ドルを食費や交通費に充てることができるため、留学前に準備するお金がだいぶ楽になるのではないでしょうか。
そしてワーキングホリデーの場合には、大きな制限もなく仕事ができるので生活に困ることは少ないでしょう。 今年こそ留学しよう、と心に決め世界へ飛び出してみませんか?
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