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ニュージーランドの古代木であるカウリ。
北島の北半分にのみ見られる、
ゆっくりまっすぐ成長する木です。
長寿の木は幹回りも太く、高さも高く、
大きいものは幹回りは16m、高さは50mを超えます。
今は乱獲により個数が少なくなってきているので保護の対象です。

最近カウリの「立ち枯れ病」が
オークランドにあるワイタケレという山脈公園に広がっています。
立ち枯れ病にかかったカウリは、白くなりそのまま枯れてしまいます。
今では感染率が20%にも上昇しており、
この先数十年でワイタケレ山脈公園のカウリが
すべて感染し枯れてしまう可能性が出てきています。

ワイタケレ山脈公園はオークランドの市内中心部から
車で1時間もかからず、トレッキングだけではなく、
滝や川、海岸などを楽しめる自然保護公園で、
オークランダーのお気に入りのアウトドアスポットになってます。

そんなワイタケレ山脈公園が
カウリの「立ち枯れ病」が蔓延してしまっていることで
(病気の広がりはトレッキングをする人の移動によるもの)
近々立ち入り禁止になるかも・・・・ということです。
現在オークランド市役所などで協議が繰り広げられています。

いったん病気になってしまった木を治療する方法がないので、
病気を広めないことが何よりの対策になります。

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カウリのあるトレッキングコースには、
必ず靴を消毒する消毒液とブラシが設置されています。
こちらでしっかりと靴を消毒し、
カウリを守っていきましょう!

すでにワイタケレ山脈公園では
一部のトレッキングルートを封鎖しているので、
トレッキングに行く前にルートの確認をするようにしてくださいね。