7月13日に日本で英語講師をしていた27歳の
ニュージーランド人男性ケリー・サベージ(Kelly Savage)さんが
双極性症状で精神科病棟に入院し、
暴れていたわけではないのに10日間も身体拘束され、
静脈血栓症になり、心臓発作のため亡くなられました。
現在ニュージーランドの現地ニュースやTVで取り上げられています。
こちらのニュースはイギリス大手紙のガーディアンが取り上げ、
ヨーロッパ中にも広がっています。
当初は日本では大手マスコミが一切報道しておらず、
(調べたら今は毎日新聞やNHKなどでも
ニュースとして流れているようです)
病院側も診察記録の提示を拒否。
これからどうなるのでしょう?
日本は欧米に比べ、身体拘束の時間が長いと問題になっています。
昨日はケリーさんのご遺族が海外特派員協会にて会見をされ、
「身体拘束が人間の尊厳を傷つけ、命まで奪いかねない」
「病院を訴えたい」
「私たちの家族がなぜ日本の医療システムの
犠牲にならなくてはならないのか」
と話をされていました。
日本とニュージーランドの懸け橋として
子供たちに英会話を教えていたケリーさん。
ご冥福をお祈りします。
また日本国内でもこの痛ましい事件を受け、
精神疾患の患者に対する人権のために
隔離や身体拘束をなくすための理解が進むことを祈ります。
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