ラグビーリーグ・ワールドカップは11月1日夜、シドニーのコムバンク・スタジアムでトンガとサモアが対戦し、トンガが20対18で勝利した。ともに無敗同士の一戦を制し、準決勝進出を決めた。準決勝では、前日にフィジーを78対0で下したニュージーランド代表「キウイズ」と、来週末にニューカッスルで顔を合わせる。もう一方の準決勝は、サモアと開催国オーストラリア(カンガルーズ)の組み合わせだ。
試合は最後まで勝敗の分からない展開となった。決勝点を挙げたのは、クロヌラ所属のプロップ、アディン・フォヌア=ブレイク選手で、後半72分のトライだった。サモアはゴールキックの4本のうち3本を外しており、これが2点差の敗戦につながった。ポリネシアの兄弟国同士による宿敵対決らしく、観客席も大いに沸いたとみられる。
キウイズにとっては、準決勝に向けて懸念材料もある。ウィンガーのロナルド・ムリタロ選手が、フィジー戦の後半に危険なタックルで退場となり、準決勝の出場停止処分を受けたとスタッフ紙が報じている。1Newsによれば、大会初戦のオーストラリア戦で前腕を骨折したフルバックのカリン・ポンガ選手の復帰も期待されている。キウイズのステイシー・ジョーンズ監督は、フィジー戦での冷静で無駄のない戦いぶりに手応えを示していた。
ニュージーランドでは、リーグ人気の高まりを受け、ファンが車列を組んで応援する光景も見られ、警察が対応する場面もあった。トンガとの準決勝は、太平洋の絆を感じさせる注目の一戦になりそうだ。
