今年の初め、63羽のキウィがウェリントン市南西の郊外カロリに放たれた。
キャピタル キウィ プロジェクトを率いるポール・ワード氏は、その中の1羽、ピタという名のキウィがシティ寄りに戻ってきた、と語る。ピタは最近、人気のスカイラインウォークウェイで目撃されている。
「11月と5月に放たれたほとんどのキウィは住処に落ち着き、体重も増え、活動範囲を西へ広げています。しかし中にはキウィらしく冒険心に富んだトリもいて、カロリの境界付近で見かけられています」とワード氏。
キウィが住める環境づくりのために、徹底した捕食動物の排除が何年もかけて行われた。
「捕食動物を捕らえる罠のチェックに協力してくれたあらゆる人々に感謝します。感動的な瞬間です。キウィを守るため私たちができることは、マカラ、カロリ、スカイラインを犬と歩くときは必ずリードを付けること、夜犬を敷地から出さないことです」
このキウィの新しいテリトリーで犬をみかけたら報告することが求められている。
「夜キウィの鳴き声がうるさすぎて騒音届が出されたら、このプロジェクトは成功です」とワード氏。