オールブラックスと南アフリカ代表スプリングボクスが戦う全4試合の特別シリーズ「ラグビー最大のライバル対決(Rugby's Greatest Rivalry)」で、オールブラックスが1勝2敗と後がない状況に追い込まれている。南アフリカ・ソウェトのFNBスタジアムで行われた第3戦は、スプリングボクスがスクラムなどセットプレーで優位に立ち、29対24で競り勝った。オールブラックスにとってシリーズ全体の引き分けを狙うには、最終戦での勝利が絶対条件となる。
第4戦にして最終戦は、9月12日(現地時間、NZ時間13日)に米国東部メリーランド州ボルチモアのM&Tバンク・スタジアム(収容約7万人)で開催される。ラグビーの盛んでない米国での開催は、2031年のワールドカップ米国大会に向けて競技を普及させたいワールドラグビーの狙いによるものだ。1試合を南半球の強豪同士が異国の地で戦うという異例の形となる。
オールブラックスは第3戦で主将アーディ・サベアが肩を脱臼し、最終戦を欠場。クイン・トゥパエア(ひざ)、ルーク・ジェイコブソン(ひじ)も負傷離脱し、計9人が南アフリカから帰国した。デイブ・レニー・ヘッドコーチは36人のスコッドを発表して立て直しを図る。スプリングボクスはバックスを2人入れ替え、負傷から復帰したハンドレ・ポラードとカナン・ムーディを起用する構えだ。オールブラックス側は南アフリカ遠征を「不合格」と認めつつも、「そこまで悪くない。ひっくり返せる」と前を向いている。
