ラグビーのオールブラックス(NZ代表)は、南アフリカ遠征の連戦(「ラグビー最大のライバル対決」と銘打たれた8試合ツアー)でスプリングボクス(南ア代表)と1勝1敗の五分となっている。初戦はヨハネスブルグでオールブラックスが勝利したが、第2戦は8月29日、ケープタウンのDHLスタジアムでスプリングボクスが33-26で反撃。トライ数ではオールブラックスが4対3と上回りながら、決定機を生かしきれず競り負けた。シリーズの行方を決める第3戦は日本時間の日曜、ソウェトのFNBスタジアムで行われ、約9万人の観衆が見込まれる。1週間後には米ボルティモアでの第4戦も控えるが、日曜の勝者が事実上シリーズを制する見通しだ。
オールブラックスはフォワード陣にてこ入れを図る。脳振盪で第2戦を欠場したプロップのイーサン・デフルート、ロックのジョシュ・ロードが復帰できれば大きな戦力となり、ケープタウンで課題となったラインアウトの改善も期待される。オープンサイドフランカーではピーター・ラカイが、体調不良を抱えるルーク・ジェイコブソンに割って入る可能性があり、フッカーのアサフォ・アウムアも先発のコディ・テイラーに迫る。バックスはほぼ現状維持の見込みで、左ウイングで好プレーを見せたリロイ・カーター、10番のルーベン・ラブは続投とみられるが、首を痛めたウィル・ジョーダンの状態が焦点だ。ジェイソン・ライアン・スクラムコーチは「2試合連続でフル出場した選手には、フレッシュな脚を入れる余地がある」と語った。
場外の火花も激しさを増しており、オールブラックスはスクラムに関する懸念の映像をワールドラグビーに送る方針で、スプリングボクスのラシー・エラスムス監督との応酬が続いている。一方、NRL(豪州ラグビーリーグ)では、ニュージーランド・ウォリアーズが首位争いを繰り広げている。ただ直近の試合でウイングのルーク・ラウリリがニューカッスル・ナイツのプロップによる危険なハイタックルで負傷し、加害選手のジェイコブ・サイフィティには4試合の出場停止処分が下された。
