野党労働党は8月24日、11月の総選挙に向けた新スローガン「Better Starts Now(もっと良い未来は、今から)」を発表した。クリストファー・ヒプキンス党首はクライストチャーチで開いた出陣式で、今回の選挙を「この国の進む方向を決める選択」と位置づけ、「今の政権があと3年続けば、さらなる歳出削減、分断、痛み、生活費の上昇が続くだけだ」と訴えた。党の重点政策は生活費、雇用、医療、住宅の4分野で、「一生懸命働けば報われ、必要なときに医療を受けられ、誰もが住む場所を持てる国にする」と述べた。
ヒプキンス氏は前日発表されたばかりの国民党の"新税なし"方針についても、「銀行への課税は今年度予算ですでに実施済みだ」「ACT党は寄付金税額控除の上限を撤廃しようとしている」などと具体例を挙げ、「国民党は何一つ信用できない」と批判した。ACT党が掲げるがん治療専門病院への20億ドルの財源についても説明を求めた。
これに対し国民党のサイモン・ブラウン選対委員長は、「投票日まで10週間を切ってようやくスローガンを出すとは、ヒプキンス氏自身の"告白"のようなものだ」と皮肉り、「国民党は減税、労働党は増税中毒」と応酬。両党の対立軸が一段と鮮明になっており、選挙戦は本格化の様相をみせている。
