ロシア連邦保安庁(FSB)は7月27日、極東ハバロフスク在住の55歳の男を国家反逆罪の容疑で拘束したと発表した。
FSBによると、男はニュージーランドの情報機関「NZ保安情報局(SIS)」の関係者に自ら接触し、海外のメールやメッセージサービスを通じて、ロシアの安全保障上不利益となりうる情報を提供していたとされる。具体的には、ロシアとアジア太平洋諸国との軍事・軍事技術協力に関する情報の入手を指示されていたという。
FSBは、男が金銭目的で祖国を裏切ったと主張しており、国家反逆罪で刑事事件として立件し、拘置施設に勾留した。ニュージーランドは米国、英国、オーストラリア、カナダとともに機密情報を共有する「ファイブ・アイズ」の一員であり、SISはその枠組みの中で対外情報活動に関わっているとされる。
今回の発表はロシア側による一方的なものであり、ニュージーランド政府や情報機関からの正式なコメントは現時点で確認されていない。両国関係への影響や、今後の外交上の反応が注目される。
