ニュージーランド最大手のANZ銀行は、2026年3月18日、卸売資金調達コストの上昇を理由に、大部分の固定期間住宅ローン金利を引き上げることを発表しました。今週に入り、WestpacとBNZに続く3社目の大手利上げ発表となります。
ANZは、18カ月から5年までの固定住宅ローン金利を0.20%(20ベーシスポイント)、1年固定金利を0.10%引き上げます。これらは明日(3月19日)より適用されます。
中東情勢の緊迫化や原油価格の高騰に伴う世界的な不透明感により、銀行が資金を調達する際の「卸売金利」が上昇しており、そのコストを反映した形です。
すでに今週、WestpacとBNZも同様の理由で長期固定金利の引き上げを発表しており、業界全体で上昇傾向にあります。
住宅ローンだけでなく、1年以上の定期預金(Term Deposit)金利についても0.15%〜0.40%の引き上げが行われ、貯蓄者にとってはプラスの側面もあります。
ANZの個人銀行部門責任者によると、顧客の多くは過去の緩和局面での低金利の恩恵を依然として受けており、同行の住宅ローンの約78%は現在も5%を下回る金利設定となっているとのことです。
