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NZポスト、郵便需要減少でサービス縮小へ

ニュージーランド政府は、NZポストの郵便配達義務を都市部では週2回、地方では週3回に縮小することを提案しています。

これは、郵便需要の減少とデジタル通信の普及を背景にした見直しの一環です。現在、都市部での配達は週3回、地方での配達は週5回と定められていますが、年間郵便物数は2002年の約10億通から昨年度には1億8700万通に減少し、さらに減少が進むと予想されています。また、郵便窓口数の基準も880か所から500か所に、最終的には400か所にまで削減する案が検討されています。

この変更により、サービスが即時に減少するわけではなく、NZポストには引き続き運営判断の自由が残されます。他国でも同様の見直しが行われており、デンマークでは国営郵便事業自体が廃止されています。現在、提案は公衆の意見を募る段階で、最終決定には適切な通知が行われる予定です。