ニュージーランド統計局の調査によると、ニュージーランドの3世帯に1世帯が家を借りているが、賃貸人は住宅所有者と比較して住宅に満足していないという。
2年に一度の一般社会調査では、ニュージーランドの人々に彼らの家についてさまざまな質問を行った。福利厚生施策に関する質問に加えて、自分たちの住宅に対する満足度、その価格、湿気やカビなどの問題に直面していないかなどについて質問した。ニュージーランド人10人のうち9人が自分の家に満足しており、非常に適している(44.3%)、あるいは適している(45.0%)と回答した。住宅所有者の半数(50.9%)が非常に適していると回答したのに対し、賃貸人は3分の1(31.8%)にとどまった。また住宅の質を比較したところ、すべての面で賃貸人の方が悪く、寒さ、カビ、湿気、手入れの行き届いていない住居の割合が高かった。賃貸人は短期間で家を借り換える傾向が見られ、賃貸人の3分の1近くが1年以内の入居者であった。