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オークランドの学校で携帯電話禁止、生徒も賛成

オークランドにあるディオセサン女子校で、今年、7歳から10歳の生徒に対し、学校では携帯電話を使わず、先生の指示があったときのみノートパソコンを使い、校庭でのイヤホン使用禁止という方針を打ち出した。

また、Epsomを拠点とする私立学校は、より生徒間の交流を促し、ソーシャルメディアの利用が引き起こす可能性のある注意散漫と不安を軽減するための政策を導入した。10代の若者から携帯電話を遠ざけるのは大変なことのように思えるかもしれないが、オークランドの学校は思い切ったことをしており、生徒たちはそれに満足している。Year7のある生徒は、「ポリシーが導入される前は、ランチタイムで女子生徒が群がっていても、皆携帯画面を見ていて誰も会話をしていなかった。でも今は、チャット、インターネットのコンテンツやソーシャルメディアの投稿を気にせず、ランチタイムを楽しむことができる」と喜んでいる。また、別の生徒は、「デバイスを見ていた時にはできなかった友達作りの時間ができてよかった」と話している。アメリカでの調査によると、小学校で携帯電話を持っている子どもは、持っていない子どもに比べてより「いじめ」に関わりやすいという。学校内携帯電話禁止のポリシーに関して、保護者からの反応はすこぶる良好で、多くは「もっと早く導入してもらいたかったくらいだ」と話している。教員も、休憩時間に一緒に遊ぶ子供達が多くなった事を好意的に捉え、ポリシーがより創造的な遊びをもたらしたと感じている。

保護者の緊急メッセージは、以前と同じく、スクールオフィスを通して生徒に届けられる。