タウランガ市議会のマーティ・グレンフェル最高経営責任者(CEO)は9月29日、辞任を表明した。今年1月22日、市営のマウント・マウンガヌイ・ビーチサイド・ホリデーパークで地滑りが発生し、休暇中の6人が死亡した事故を巡り、先月公表された検証報告書が市の対応を厳しく批判したことを受けたもの。最終出勤日は10月2日となる。
元高等法院判事ポール・デイビソン勅選弁護士がまとめた報告書は、「この悲劇は結局のところ防ぐことができた」と結論づけた。報告書によれば、20年以上にわたり複数の専門コンサルタントが、実際に崩落した斜面の地滑りリスクとその深刻な結果を繰り返し指摘していたにもかかわらず、市は27年間にわたって対策の機会を逃してきたという。デイビソン氏はこれを組織的な失敗と位置づけ、特定の個人に責任があるとはしなかったものの、10項目の改善勧告を示していた。
グレンフェル氏は報告書公表直後、「組織を誰よりもよく知る自分こそが改革を担うのに最適」として続投の意向を示していたが、辞任を求める声が高まっていた。マヘ・ドライスデール市長は「8年間にわたる公共への献身に感謝する」と述べるとともに、暫定CEOを任命し、後任の選考を速やかに開始すると発表。組織改善プログラムを通じて、目に見える形での改革を求めていく考えを示した。地元選出のサム・ユフィンデル議員は今回の辞任を「前向きな一歩」と評価し、「地域社会の強い願いを反映した結果だ」とコメントしている。
