ニュージーランドのウィンストン・ピーターズ外相は本日、中国の原子力潜水艦が南太平洋に向けて長距離弾道ミサイル(模擬弾頭を搭載)を発射したことに対し、地域の平和を著しく損なう行為であるとして強い非難の声明を発表しました。
中国軍による太平洋へのミサイル発射は過去40年以上で初めてのことであり、ウェリントン(ニュージーランド政府)やキャンベラ(オーストラリア政府)など周辺国の間に大きな衝撃と波紋が広がっています。
ピーターズ外相によると、ニュージーランド政府が中国側から発射計画の通知を受けたのは、実際の打ち上げのわずか数時間前の月曜日だったとのことです。ミサイルが着水した海域は、1986年のラロトンガ条約によって核兵器の実験や配備を禁じた「南太平洋非核地帯」の範囲内に該当します。
ピーターズ外相は「太平洋諸国は、中国が南太平洋をミサイル能力の試験場として利用することに一切の関心を持っていない」と不快感を露わにし、近く太平洋諸島フォーラム(PIF)のパートナー国とこの問題について緊急に協議する方針を示しました。デビッド・シーモア副首相もさらに厳しい口調で反発しており、国際緊張が急速に高まっています。
