英国王となったチャールズ3世を、正式にニュージーランドの君主に宣言する儀式が国会で行われた。
空軍所属のバーバラ・グラハム二等空士が、国歌『神よニュージーランドを守り給え』をマオリ語と英語で斉唱し、議会に属するマオリのマウマツア(賢者)クラ・モエアフがカラキア(マオリの祈り)を唱えた。
ジャシンダ・アーダーン首相は、「これまでニュージーランドの大半の人々にとって、エリザベス女王は唯一の君主でした。死を見届けるのは悲しいことですが、これまでの彼女の国に対する奉仕に私たちはいつまでも感謝するでしょう」と、70年に渡るエリザベス女王の確固とした献身に敬意を表した。
そして、新国王チャールズ3世がニュージーランドと国民に寄せる慈しみを大切にし、今後の絆が深まることを信じて疑わないと述べた。
ニュージーランド・ヘラルド・オブ・アームズ、フィリップ・オセラが宣言を英語で、その後議会マウアツア、クラ・モエアフがマオリ語で読み上げた。
女王の軍隊でもあるニュージーランド空海陸軍の30数名の要職軍人も、国葬に向けて渡英する予定。