医療システムの違い
「ちょっと目がおかしいなあ?眼科医にかかるにはどうすればいいんだろう?」
とか
「息苦しい時があるけど、呼吸器科にはどうやって連絡を取るんだろう」
など、専門医に直接診てもらうことを考えたことはありませんか?日本では、具合が悪くなるとその内容に合いそうな医療専門機関を選んで予約を取り、専門医に診てもらうのが一般的ですよね。しかし、ニュージーランドでは自分で選んだ専門医に直接行くことはしません。まず、かかりつけのGPと呼ばれる一般医に診断をしてもらいます。GPで処置できる、または治療ができるものであればGPの指示に従います。
GPが専門医に診てもらった方が良いと判断した場合、レファレンスと呼ばれる紹介状のようなものをくれます。それを専門医に会う時に渡します。この時の専門医は、公立病院に回してもらって公立の専門医の順番待ちをする時もありますし、待てないという時は、GPが私立の専門医のリストをくれる時が多いので、この中から自分で選んで予約を取り、診てもらうことになります。
公立病院の専門医は、診察や治療費は無料です。しかし、人口は増える一方で医者不足ということもあり、具合が悪い、早く検査をしてほしいという事態でも何ヶ月も予約まで待たされることが多いのが現実です。そういう状況もあり、私立の専門医に自費で診てもらうことが多いです。コンサルテイションだけで$300や$400という専門医も多いので、医療保険に加入している人が増えています。Pukekoもそうです。毎月保険料を払いますが、何かあれば私立の専門医に行けますし、費用は20%だけの負担のコースなので100%払うよりは金銭的に楽です。
ちなみに目の場合は、大手のメガネ屋さんにいるoptometristと呼ばれる人に予約をとり、そのoptometristが目の専門医にかかる方が良いと判断すれば、専門へ紹介となります。結膜炎程度のものなら、このoptometristが処方箋を出してくれるので、お薬もそれでもらえます。
まずGPが必要なので、もしニュージーランドに引っ越してきて間もなく、GPが決まっていないという方は、早めに探しておくことをお勧めします。オークランドのように大きな街では、近所のクリニックのGPはどこも新規の患者を受け付けてくれないということが多いので、具合が悪くなって焦らないようにお早めに。
公立病院の待ち期間は長くなるばかり、、、
-Happy healthy life!
Pukeko