2022年4月からの、またもや最低賃金値上げのニュース…しかし相変わらずのインフレに手放しで喜べない状況です。
食品、日用品、家賃、そして何と言ってもガソリン代の高騰は車社会のニュージーランドではツライところですよね;
現状NZで生活している中で「今こそ見直すべき」という節約ポイントをご案内します。
家を住み替える
いきなり、な見出しですが・・・節約の定番、まずは「家計に占める割合の大きなもの」「定期的に出てゆくお金」の見直しです。
「え、そんな簡単に言われても…」という声も聞こえてきそうですが・・・実はこの「家を住み替える」という荒療治が、いちばん節約効果があると思っています。
では、どんな物件(場所)を選べばよいのでしょうか?
- 勤務先の近く
- 子供が学校まで歩いて行ける
- 家賃が安い
- 二重窓、日当たり等の居住性が高い
- エージェントを通さない
1,2のメリットは「ガソリン代節約」「時間節約」となります。仕事も学校の送り迎えも毎日のこととなると、かなりの負担ですよね。
例えば仕事場まで30分かかる場所なら1日往復で通勤時間1時間。毎月20日働いたとして20時間、1年のうち祝日や有休分1ヶ月を引いて勤務日220日で計算すると220時間を通勤に費やしています。
これが仕事場が5分で行ける場所なら1日往復で通勤時間は10分。1年では約37時間、30分通勤とは、およそ180時間もの差がでてきます。この時間に副業で収入が得られそう。
子供の送迎も歩いて行ける範囲ならば親の負担も、かなり減りますよね。
3.は重要ではありますが、少し家賃が高くても1,2がクリアされるのならばOKでしょう。なぜなら家賃が高い分を「ガソリン代」や「時間」の節約が相殺してくれるからです。
ここは、それぞれの家計の範囲で「どちらが得になるか?」計算して決めましょう。
4.の「居住性が高い」は光熱費に関係してくるからです。二重窓や日当たりがよければ冬の暖房費が節約できます。家の中でもダウンを着て...という防寒に取り組む方法もありますが、毎日の暮らしの中で身体的にガマンするのは精神的にも健康的にも良くありません。
5.はちょっと裏ワザ的ですが、直接オーナーと契約できるのであれば、家賃や定期検査(インスペクション)の回数も交渉できるかもしれません。
エージェントが入らなければオーナーも手数料を引かれることがありませんから。
実際、我が家も直接オーナーさんと契約していて家賃も5年間据え置き、インスペクションも無しという大変恵まれたレントです。
これは最初に「家の内外の小さな修繕は自分達でやる」「室内、外回り、庭をいつも綺麗に使う」ことを条件に交渉しました。
実際、不具合があったシャワーヘッドやドアノブの交換、ディスポーザーの詰まり等も部品代こそオーナーさん持ちですが、全部こちらで交換、修理をして喜ばれました。
友人・知人ののツテなどで、良いオーナーさんを探すことも重要な節約ポイントですね。
現在レントの方は思い切って動いてみてはいかがでしょうか?また持ち家の方も、この機会に買い替えしてみる。または自分の家をレントに出して、自分達が便利な場所に期間限定でレントを借りる、というのもアリです。
「数年のガマンだから…」といっても、その数年のうちに浪費する金額や時間を考えると・・・一度、経費を計算して見直してもよいかもしれませんよ。
食材を使い回し
食費や日用品の節約も大事になってきます。以前は近くにスーパーがあるので、足りないモノをちょこちょこ買い足してきましたが…そうするとプロモーションになっている物も購入してしまい1回の支払がすぐに$20~30に;
ここはガソリン代・時間節約も兼ねて週1の買い物で「まとめ買い」が基本ですよね。
毎日の献立も1週間分をだいたい考えておいて買い物をし、購入したものと冷蔵庫の中の食材で上手く「使い回し」で料理してゆくようにしましょう。
私は最近、ミンス(ひき肉)を活用しています。1㎏の豚ひき肉を購入したとしたら、400g⇒ミートソース、300g⇒肉そぼろ、300g⇒ガパオ、というように色々な味つけで作ります。
入れる具材によっては冷凍保存もできますし、ミートソースは1日目はパスタ、2日目はオムレツのソースとして…3日目に残っていればミートグラタンにと、3色分の献立に使い回します。
「えー?またトマト味?」と家族に言われたら潔く冷凍しましょう!笑
そのために冷凍可能な食材で作っておくのもポイントですね。
以前のトピック記事「丸ごとチキンで節約」でも3色分の献立を作っていますので参考にしてみてください。
https://nzdaisuki.com/topic/gourmet/topic-20211203-1
エコは節約になる
現代は色々な便利なモノであふれていますが、本当に「代替のきかないもの」というのは、けして多くはありません。
ビーラップや鍋フタを使おう
ラップもビーラップ(布に蜜蝋をコーティングしたもの)を使えば何度でも洗って使えますし、食べ残しがあればラップなどせずに鍋フタをかぶせておけばOKです。
ゴミ袋はチップスなどの空き袋で
我が家ではゴミ袋をわざわざ購入していません。洗面所や小さなゴミ箱にはスーパーで野菜を入れる時に使う薄いポリエチレンの袋で十分です。
キッチンのゴミ箱にはチップスやパンの空き袋を使っています。誰の目につくところでもないし、丈夫だし良い事づくめです。
できる限りトレーや過剰包装の製品も買わないことはゴミを増やさず、エコにも繋がります。
週末のローカルマーケットで野菜やパンを買い、肉屋さんで肉、魚屋さんで魚をを買えば最低限の包装ですみます。
米のとぎ汁を掃除に
一時期、流行した「米の三とぎ汁」
私は今でもキッチン周りやバス・トイレの掃除に使っています。なので我が家には洗濯洗剤と食器洗い洗剤以外の「洗剤」はありません。
米をといだ3回目のとぎ汁を瓶に入れて1~2日入れて発酵させたものをスプレーボトルに入れます。洗面台シンクやトイレ便器内にスプレーして数分後、ブラシで掃除して水を流せば問題なくキレイになります。とぎ汁の匂いがきになるようでしたら、お好きなアロマをトイレットペーパーの芯に数滴たらしておきましょう。
エコな生活はゴミを減らし、ラップや洗剤も少量で済んで、結果=節約になりますね。
今回は「今こそ見直すべき節約ポイント」についての記事でした。
インフレに対抗してゆくには…「支出」を抑える事が何より効果があります。
出てゆく「お金」費やされる「時間」
これらをなるべく抑えて、浮いた時間を家族団らんや自分の趣味にまわしても良し、もしくはその時間で副業を始めると…「節約+収入増加」となり、一層パワーアップです。
ずっと気になっていたけど、イマイチ踏み切れなかった「家の引っ越し=住み替え」も、今が考え時なのかもしれません。
ぜひ、この機会にいろいろ見直してみてもイイですね☆