「オークランドで防災対策」後編の今回は、引き続きAuckland Emergency Managementのウェブサイトを参考にして、ニュージーランド(オークランド)在住の皆さんのための家庭でできる防災対策についてシェアします。
ステップは全部で4つありますので、できるところからぜひ積極的に実践してみてください。
①情報を集めよう!
まずはEmergency Alerts(緊急警報)に登録して、災害時にSMSやEメールで情報を受け取れるようにしましょう。
登録はAuckland Emergency Managementのウェブサイト内にある「Sign up for Alerts」から名前や連絡先を入力するだけなのでとても簡単です。
また、同ウェブサイトから「Resource Library」を開けば、様々な防災に関する資料(一部日本語選択可)を閲覧することもできますよ。
他にも、ニュージーランド赤十字社のアプリをダウンロードしたり、オークランドカウンシルのウェブサイトなども参照して、正しい情報を常に素早く入手できるようにしておきたいですね。
②プランを立てよう!
災害時のスムーズな対応を実現するために、家族や友達、フラットメイトなどと事前によく話し合っておきます。
Auckland Emergency Managementのウェブサイトから「MAKE A PLAN」というワークシートをダウンロードできますので、印刷して家族などと相談しながら書き込み、目につきやすい所に保管しておくと安心です。
③避難を想定した備えをしておこう!
避難時に考慮すべきこととしてAuckland Emergency Managementのウェブサイトで提案されている以下の4つの項目について検討し、それぞれの家庭状況に合わせて物資を準備しましょう。
- Take your getaway kit(非常用持ち出し袋を持つ
- If you can, take your pets with you(可能であれば、ペットを連れていく)
- Check in with your friends and neighbours(友達や近所の安否確認をする)
- Don’t forget your first aid kit and essential medicines(救急箱や常用薬を忘れない)
- 備えておくべき基本アイテム:
- 予備のバッテリーを備えた懐中電灯とラジオ、救急箱、飲料水、非常食、雨風を凌げるアウトドア向けの服や靴、生活用品一式(タオル、せっけん、歯ブラシ、トイレットペーパーなど)、ブランケットまたは寝袋、マスク…など
- 必要に応じて用意するアイテム:
- おむつや離乳食、ペット用品、生理用品、常用薬、医療機器(補聴器、眼鏡、移動補助具など)、アレルギーに対応した非常食…など
④避難は冷静に!
科学・ガス災害、また嵐の発生時は、指示が無い限り家の中に留まるのが安全です。
反対に、火災や大きな地震の際には素早く家を離れて安全な場所に移動します。
したがって、基本的に避難するのは危険が急速に迫っている場合と、公式に避難を呼びかけられた場合ということになります。
もし避難が必要な状況になったら、長期で家を空ける時のように電気・水・ガスを止めてから外に出ましょう。
そして、通りから見える窓に白い紙を貼ると、周囲の人にその家の住人が安全に避難済みであると知らせることができるそうです。
今回は、家庭でできる4つの防災対策をご紹介しました。
ぜひ「オークランドで防災対策・前編(災害リスクを知る)」も合わせてご覧ください。