オクラは和食だけの食材ではなく、世界中で食べられている野菜です。ニュージーランドでも見かけます。英語圏の国では、サイズや形から連想して”レイディーズフィンガー”、つまり女性の小指と呼ばれているそうです。Pukekoの家では、新鮮そうなオクラを見つけたらシンプルに食べることが多いです。
綺麗に洗って(この時うぶ毛も洗いながら落とす)好みの固さに茹でます。私は少し硬めが好きです。
あとは薄く刻んでカツオやゴマ、お醤油などで味をつけてグルグル混ぜて終わり。食べ方は納豆に似ていますね。
これはものすごく基本的な食べ方ですが、天ぷらにしても美味しいです。味が淡白なので、好みの調味料と混ぜ合わせて和え物にも最適です。インドのベジタリアンカレーにもよく使われる食材ですし、私はサラダにもよく使います。
オクラの栄養
さて、では栄養面ではどうでしょうか?ぬめりのある野菜が体に良いというのは知られています。オクラのぬめりの成分は、植物繊維のアラバン、ガラクタン、ペクチンなどです。ペクチンはコレステロールを体内から排出し、大腸ガンの予防に良いと言われています。Bカロチンも豊富で抗発がん作用や免疫力を高める作用で知られていますが、体内でビタミンAに変換されるので髪の健康や視力、粘膜や皮膚の健康維持、肺や喉などの呼吸器系統を守る働きがあると言われています。カリウムの豊富に含まれており、カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きを持っているので高血圧にも効果があると言われています。
オクラの選び方
濃い緑で産毛がしっかり残っているくらいの方が新鮮です。大きすぎると育ちすぎて苦味のあるものがあるので、小ぶりの方が無難です。硬いものも避けましょう。もちろん傷のあるものは避けます。
保管
冷蔵庫に入れがちですが、暖かい地域で採れる野菜なので冷やす必要はありません。紙や新聞などで包んで冷暗所に保管するのがベストです。冷やしたサラダなどで食べたい場合は、食べる前に冷蔵庫へ入れておきましょう。
栽培
もちろん自分でも育てられます。Pukekoは昨年初チャレンジしましたが、下調べをあまりしなかったので失敗しました(笑)。今年は頑張ります。苗は見かけなかったので種で購入。4つほどしか実はなりませんでしたが、黄色い可愛い花が咲きました。暑さには強いですが、寒いのが苦手なので日当たりの良い場所で。土が乾燥しすぎると実が大きくなりません。
栄養豊富なオクラ、調理法も選ばずなので毎日の献立に是非取り入れてください。