ニュージーランドではレンテルと呼ばれているレンズ豆。
聞いたことはあるけど食べたことはないし、使い方も知らないという方が多いのではないでしょうか?レンテルは豆科ヒラマメ属の一年草です。5mmから9mmほどの平たい形をしていて、カメラレンズに似ていることからレンズ豆と呼ばれるようになったそうです。もともとはアジア西部から地中海東部にかけての地域が原産で、緑や黄色、茶色など色も何数類かあります。大昔から栽培されている歴史の長い豆です。生のレンズ豆を見るのは稀で、お店で売られているのはほとんどが乾燥豆です。
栄養
炭水化物が60%、たんぱく質が25%です。あとはビタミンやミネラルが含まれています。お肉を食べないダイエットの人たちにとっては、お肉に替わるタンパク源で常備食になっています。Pukekoも肉類を食べなくなってからレンズ豆を頻繁に食べるようになりました。カリウム、レクチン、食物繊維、ビタミンB1や鉄分が豊富です。カリウムは体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防に効果があると言われています。レクチンは免疫力を高め、がん細胞の活発化を防ぎます。食物繊維は腸内の掃除をしてくれ、コレステロールの吸収を防ぎます。鉄分は貧血の予防をします。ただ糖質量が大豆や枝豆に比べて高いので、糖質制限中の方は一度に大量に食べるのは避けましょう。他の豆類もたんぱく質は豊富ですが、レンズ豆は平たい分調理時間が短くて済むのが便利な点です。
食べ方
煮込みに使う場合は、下ごしらえは他の乾燥豆のように水につけたり長時間煮ることもなく、さらっと洗う程度でOKです。
ヨーロッパや中東ではレンズ豆を野菜や肉類と煮込み、シチューやスープにして食べることが多いです。
インドではカレーに使う定番素材です。ベジタリアンやヴィーガンの間では、お肉を使うレシピのお肉の代用としてレンズ豆を使うことが多いです。
Pukekoはパスタのミートソースのひき肉の代わりにこのレンズ豆を使います。
煮込むとつぶれるので豆っぽさがなくなり、他のストックや調味料の味で豆の味も消えます。
レンズ豆を使う時は多少水分を吸うので、お肉を使う時よりも水分を少し多めにして煮込むと良いでしょう。
ラザニアにも使います。お肉が入っていないと言われない気がつかない人もいます。腹持ちが良いのも嬉しいですね。
カレーにも使います。
煮込以外にも、湯がいたレンズ豆をサラダに混ぜても美味しいです。
好きなグリーンのサラダにフェタチーズとレンズ豆をさっと混ぜてランチに食べることもあります。
味付けは好きなドレッシングか、レモン汁とオリーブオイルと塩コショウなどで充分です。
グリルした魚の付け合わせにレンテルを添えても合います。
煮たレンズ豆の缶詰も売っていますが、かなり柔らかいので煮込みに使う時はご注意。