タラナキ山
日本の富士山にソックリな、北島最高峰マウント・ルアペフに次ぐ第2の高峰マウント・エグモンド(マオリ名タラナキ)近づけば近づくほどにその存在感は大きくなっていくこの山。
夏から秋の間は、雪も溶けて比較的安全に登れる日が多いですので、登山で行く予定の方のために、かかった時間や行程を写真と共に紹介していきます。
登山の行程
まず、スタート地点となるのが「ノースエグモンド・ビジターセンター」ニュープリマウスから車で30分程で到着します。この時点で標高936mなので、ここから約1500m頂上を目指して歩く事になります。
車が無い場合は、2つの会社がニュープリマウスからシャトルバスを運行しているようなので、詳細を記載しておきます。
- Cruize NZ Tours
- 0800-688-687
- Kiwi outdoors mountain shuttle
- 06-758-4152
- www.outdoorgurus.co.nz/content/5/30/
ビジターセンターについたら、summit trackの標識に沿ってひたすら登ります! この登山の大変な理由の1つは、歩き始めたらずっと上り坂で、平坦な道は殆どありません。 前半は道もしっかりしていて、急な場所は階段があったりと登りやすいですが、森などは無くずっと太陽の光に照らされているので、体力の消耗は早いと思います。
だいたい3時間前後歩くと分かれ道があり、どちらへ行っても頂上に着く事は出来るのですが、右の道はルートが鮮明でなく迷う危険性があるので、そのまままっすぐ進んだ方が無難だと思います。
3,4時間ほど歩くと森林限界も超えて、地獄の砂利と岩エリアに突入です!
前半は階段がありますが、頂上に近づくと階段はなくなり、かなりの急斜面を足元が砂利で滑る中登らなければなりません。頂上は目の前でも、思うように前へ進めないこのエリアは全行程の中で1番大変です。大体1時間から1時間ほど歩くと、砂利がなくなり雪になります。
3月上旬でも雪がこれだけ残っていたので、恐らくこの辺りの雪は年中溶けることが無いのだと思います。ただ、夏であれば雪山登山用の装備などは必要なく、普通の登山シューズで登る事が出来ます。
雪に入ってしばらく歩くと右手にまた更に岩でゴツゴツした坂があり、ここを登り切れば頂上になります。
登山経験者と一緒のほうが安心です
登山にかかる時間はおよそ8時間から10時間と言われていますが、筆者が初めて登った時は登山の経験がある人と無い人が混ざった8人のグループで登り、頂上まで8時間、下山4時間で合計12時間かかりました。
非常に天気が変わりやすく、頂上付近で天気が悪くなると、一瞬で自分の位置や進むべき道が分からなくなってしまいますので、登山の際は十分に下調べと準備をしてからチャレンジしてくださいね!
頂上からの景色は、言うまでもなく絶景です。
皆さん是非楽しんできてください!