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NZイチの絶景! Gertrude Saddle Route 【後編:いざ登山】

準備を手短に済ませて、いざ出発!

早速登山口から、大きな水深25cm程の水たまり出現。少し戻ると左側に迂回出来る道が伸びていた。Gertrude Saddleの看板ところまで出ることが出来る。※登山の日は、晴天であったが、前日は雨模様。翌日水たまりを確認しに行くと、1日の晴れで水たまりは消えていた。

photo-1看板から少し歩くと、川に埋もれた木の橋が出てきた。私が行った日は橋の隅の出っ張りが川の水に1cmほど沈んでいる状態だった。※こちらも翌日には水に沈んでいなかった。

橋を通り過ぎると、胸たけほどまで草のある道を登山道のポールと踏み跡を頼りに進んでいく。ポールは見えるか見えないくらいの間隔でしかたっていないので、人の踏み跡が分かると心強い。いや、分からなければ命を無駄にしないために引き返そう。また人の踏み跡も間違ったものも多いので一番はポールを目指して歩く事。

少し進むとまた!川にぶつかる。もう靴を脱がないと渡れないレベル。膝上まで川に足を浸かって3m弱幅の川をじゃぶじゃぶ渡っていく。

そこから靴を履いてまたしばらく進むと再び川の渡渉。川幅も10mほどある。幸い水深はくるぶしより5cmほど高いくらい。靴を脱いで渡渉。川の水はとにかく冷たい。川の底の石は削れて丸いものばかりだが、足ツボを刺激されて進むのに必死だった。おまけにゆっくり進んでいると川の冷たさに足が痛くなってくる。さくさく進める様にスニーカーサンダルを持ってくるべきだった。

前日に雨が降っていた、この日の靴を脱がなくては前へ進めないレベルの渡渉は、この2つ。その他にも脱ぐまではいかないが、靴を沈めないといけないところ多数。

photo-2最後の川の渡渉からのんびり1時間弱ほど歩くと急な登りが始まる。ここから山頂までは私の足で約1時間だった。

最初の10分くらいは土の上を歩くが、その後岩を登る事に。その岩が露出している手前で天候を見て引き返せのアラート看板が出てくる。もう一度ここでお天気と各注意事項を確認。前編でお伝えした通り、凍結&霧&風&雪&雨の日は山に入らない事(よく晴れた日に行く)、落石を避けるためにマーカーに従う、スリップを避けるために濡れた石には絶対に乗らない。を確実に守る事。また、看板は増えている可能性があるため全てに従う事。そしてDOCオフィスでもらった忠告に従う事である。2月3月以外は雪崩の可能性・崩れ落ちてきた雪渓が残ってい可能性、凍結している可能性が非常に高いとの事。夏でも雪が降る可能性あるため、旬な情報収集は必須である。

photo-3確実な足場を見つけながら、岩場を進む事30分、鎖場が出てくる(鎖ではなくワイヤー)

ここをひと登りしたら、ブラックレイクの登場だ。

険しい岩肌と万年雪を抱えるmt.talbotが静寂の湖に映り込む。

そして、気をぬくと容易く滑りそうな岩面を気を張り詰めて一歩一歩登ること20分。

ついに今回の目的地に到着だ。

岩場を乗り越えたその先にはフィヨルドランドの美しい山々とミルフォードサウンドの海が小さく見える。

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記者プロフィール

8bunbun

8bunbun

NZの自然に魅力され、ワーキングホリデーに来ています。
登山、トランピング、海釣り、渓流釣り、家庭菜園、郷土料理が好きです。
日本の様に四季があるNZ、どの様な暮らしが繰り広げられているのか興味津々です。

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