来月予定されている、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズの遠征試合を観るために、海外から２万人を超える旅行者が期待されている。

６月の始めから全国を通じて10試合が行われる予定で、最後の2試合は、ウェリントンとオークランドでオールブラックスと戦う。
ところが宿泊先の予約が遅れた人々は、妥当な価格のホテルが見つからず、多くの人々が困っていた。そこでアダム・ギルシャンという人が、無料で彼らを家に泊めてくれる意志のあるニュージーランド人と、彼らを結び付けるフェイスブックページを立ち上げた。
これは大反響であった。ライオンズファンを無料で自宅に泊めるだけにとどまらず、空港や列車の駅まで迎えに行く、試合会場まで送るなどの申し出さえあった。
中には「我が家にはビールサーバーがあるので、いくらでも飲めるぞ」、「ウィスキーがたくさんあるから、どうぞ家に来て。バーベキューしようぜ」などの愉快な誘いもあった。

ギルシャンさんは、ニュージーランド人の寛容さ、親しみやすいお国柄に感激した、と語り、これを機に人々の間で国際的な友情が培われることを願っているとのこと。