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ギャング拠点訪問で選挙戦が紛糾 ラクソン首相「ヒプキンス氏の連立相手は入閣すべきでない」

11月7日の総選挙に向けた選挙戦で、緑の党とテ・パティ・マオリ(Te Pāti Māori)の候補者らが、オークランド南部にあるギャング組織「モングレル・モブ」の拠点を訪れたことが波紋を広げている。報道によると、訪問したのは緑の党のフフアナ・リンドン議員とマンゲレ選挙区候補のミシェル・ムリポラ氏、テ・パティ・マオリのオリイニ・カイパラ議員とハナ=ラーウヒティ・マイピ=クラーク議員らで、カイパラ氏が写真や動画を投稿した。候補者らは「謝罪はしない」との姿勢を示し、緑の党のマラマ・デイビッドソン氏も主張を変えていないと伝えられている。

これに対し、労働党のクリス・ヒプキンス党首は訪問を「適切ではない」と批判し、将来の労働党政権で、テ・パティ・マオリや緑の党の議員に警察や矯正局といった主要閣僚ポストは与えないと表明した。その他のポストの扱いは選挙後に決めるとしている。

一方、クリストファー・ラクソン首相は、ギャングを労働党の「新たな連立メンバー」と位置づけ、ヒプキンス氏のパートナーである両党が彼らと選挙運動をしていると攻撃。19日にもハミルトンで政策発表を行い、両党が入閣すれば犯罪に甘い政策になると訴えた。ただ、国民党自身にも課題がある。ラクソン氏は新党オポチュニティとの協力を再び否定しているため、左派勢力を政権から遠ざけたい場合に議席数が足りなくなる可能性が指摘されており、ACTのシーモア党首は、それを防ぐためなら首相が立場を変えるかもしれないとの見方を示した。

各種の世論調査では左右両ブロックの政権獲得の可能性が拮抗しているとされ、事前投票の開始が迫るなか、ギャング問題は選挙戦終盤の主要な争点の一つとなっている。