ニュージーランドの大手生命保険会社フィデリティ・ライフ・アシュアランスが、日本の保険大手・第一生命グループ傘下のパートナーズ・グループ・ホールディングスに買収されることで合意した。買収額は6億3000万ニュージーランドドル(NZドル)で、規制当局の承認などを経て手続きが進められる見通し。
今回の合意により、NZ国内で最大級の生命保険会社であるフィデリティ・ライフと、同じくパートナーズ・グループ傘下のパートナーズ・ライフが同一の親会社の下に入ることになる。両社は合併はせず、それぞれ独立した事業として運営を続ける方針という。フィデリティとパートナーズの共同声明は、両社の「相互に補完し合う強み」を統合する取引になるとしている。フィデリティ・ライフのキャンベル・ミッチェルCEOは「50年以上にわたり築いてきた信頼関係と地域に根差した経験の上に成り立つ、確かな事業だ」と述べた。パートナーズ・ライフのマイケル・ウェストンCEOは、承認されれば顧客や代理店をより長期的に支える基盤を築く機会になるとし、第一生命グループのNZ市場への信頼の表れだとの見方を示した。
フィデリティは30万人以上の顧客を抱え、2023/2024年度には2億4150万NZドルの保険金を支払った。パートナーズ・ライフも34万人以上の顧客を抱えており、統合が実現すればNZの生命保険市場における日系資本の存在感が一段と高まることになる。
