ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

NZ政府、クリーンカー基準の撤廃見送り 輸入車価格高騰への懸念くすぶるも存続へ

ニュージーランド政府は、輸入車に排出量規制を課す「クリーンカー基準(Clean Vehicle Standard)」について、廃止を検討していたものの、最終的に制度を存続させる方針を決めた。

同基準は2023年に当時の労働党政権が導入したもので、車両輸入業者に対し、高排出モデルの輸入と低排出モデルの輸入をバランスさせ、年間のCO2目標を達成するよう義務付けている。

制度見直しの背景には、低排出車の供給不足により輸入業者が課される違約金が、そのまま消費者への価格転嫁につながりかねないとの懸念があった。しかし政府によるレビューの結果、同基準は低排出車の流通を増やす上で「最も費用対効果の高い方法」であると結論づけられ、業界団体からも制度の継続を支持する声が上がった。

クリス・ビショップ運輸相は、制度を維持する一方で「業界にとって現実的かつ達成可能な水準に設定を調整する」と述べた。仮に基準が完全撤廃されていた場合、NZはロシアと並び、同様の規制を持たないOECD加盟国となるところだった。