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ピーターズ副首相の「自国へ帰れ」発言に中国が抗議 ラクソン首相「人種差別的」と認めるも本人とはまだ未対話

先週水曜日の議会一般討論で、NZファースト党首で副首相兼外相のウィンストン・ピーターズ氏が、緑の党のローレンス・シュー=ナン議員に対し「自分の国へ帰れ」と発言したことが波紋を広げている。

中国・天津生まれで1990年代半ばからニュージーランドに住むシュー=ナン議員が、ピーターズ氏のコロナ対応演説中に「ワクチンは打ったのか」とヤジを飛ばしたところ、ピーターズ氏は「そこではヒラメのように嘘をつくが、ここではそうはいかない」「これが民主主義というものだ、君の慣れ親しんだものとは違う」と応酬し、「自分の来たところへ帰って、NZの政治制度について少しは学んだらどうだ」と述べた。

中国側はこれを重く受け止め、在NZ中国大使館が外交ルートを通じて外務貿易省(MFAT)に正式に懸念を伝達した。王小龍(ワン・シャオロン)大使はSNS上で「時に発言は、その発言をした本人について何より雄弁に物語る」とコメントしている。

クリストファー・ラクソン首相は8月3日、ラジオNZの番組で今回の発言について「人種差別的で不快だ」と明確に認めた一方、ピーターズ氏本人とはまだ話していないと明かした。「お互い出張が続いていたので」としつつ「いずれ話す」と述べるにとどめ、ピーターズ氏の言動を「注目を集めるための意図的なパフォーマンスであり、国民にとって本当に重要な課題から目をそらすものだ」と批判した。総選挙を控える中、NZファーストとの連立継続の是非を問われた首相は明言を避けており、今後の政権運営への影響も注目される。