ニュージーランド政府のキャメロン・ブリューワー(Cameron Brewer)商業・消費者問題相は昨日、ニュージーランド企業の資金調達プロセスを劇的に簡素化し、同時に個人投資家に対してより強固な資産運用機会(リターン)を還元するための「資本市場改革(Capital Market Reforms)」の最新ロードマップを公表し、一般市民およびビジネス界からのパブリック・サブミッション(意見公募)の手続きを開始しました。
今回の改革の最大の柱は、中堅・中小企業が国内外の民間投資家や株式市場から事業資金を調達する際に課される、法的な開示書類(目論見書など)の作成義務の緩和や、煩雑なコンプライアンス(法令遵守)義務の削減です。政府は、過度なお役所仕事を撤廃することで、企業が新規雇用やイノベーションへの設備投資に資金をダイレクトに充てられるようになると説明しています。
一方で、金融監査法人や市場関係者からは「過度な規制緩和が、一般の個人投資家を想定外の投資トラブルや詐欺被害から守る防壁を壊してしまう(監査役の信頼性の低下)」という警戒の声も上がっており、今後は投資者保護と経済活性化の「絶妙なバランス」をどこに設定するかが議論の焦点となります。
