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格付け会社フィッチ、ニュージーランドの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ

世界的な格付け機関であるフィッチ・レーティングスは、ニュージーランドの長期外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)の見通し(アウトルック)を、これまでの「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。なお、格付け自体は「AA+」で据え置かれています。

今回の判断の主なポイントは以下の通りです。

近年の相次ぐ経済ショックや財政再建の遅れにより、政府債務の対GDP比が大幅に上昇していることが要因です。フィッチは、債務削減が当初の想定よりも困難になると予測しています。

2027年6月期の政府総債務はGDP比56%に達すると予測されており、2022年時点の予測(36.1%)を大きく上回る見込みです。

2026年11月に予定されている総選挙による財政政策の不透明感に加え、中東情勢(イラン関連の紛争)に伴うエネルギー価格の上昇や世界経済の減速が、ニュージーランド経済に悪影響を及ぼすリスクが指摘されています。

ニコラ・ウィリス財務相は、今回の見通し引き下げを「財政規律がいかに重要であるかを再認識させるもの」と受け止め、支出削減と黒字化に向けた取り組みを継続する意向を示しました。

今後の経済成長については、2025年の0.2%という低成長から、2026年および2027年には2.8%まで回復するという予測も併せて示されています。