ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

投資家の信頼感、COVID-19パンデミック以来の最低に—住宅・株式の不透明感と世界情勢が重荷

ASB銀行が実施した投資家信頼感調査によると、ニュージーランドでは直近四半期で投資家信頼度が1%になり、コロナ禍以来の最低水準を記録。第1四半期の9%から大きく下がっています。

住宅市場が「停滞」しており、期待された回復がなかなか見られないこと。

 

株式市場の変動が大きく、特にグローバルな政治・経済の不安定さ(例えば、関税政策、外国での紛争など)が投資家の不安をあおっている。

国内GDP(経済成長率)が直近で-0.9%の下落を示しており、成長に関する期待がしぼんでいる。

ローワー・ノース島(Lower North Island)では信頼感の落ち込みが特に顕著で、前期から12%ポイント以上下がって-6%に。

一方で、オークランドの投資家にはまだ改善を予想する人が10%程度いて、若年層(39歳未満)や資産形成の初期段階の人は比較的楽観的。

首相クリストファー・ラクソン(Christopher Luxon)は、最近のGDPの下振れには「フラストレーション」を感じながらも、国外からのインフラ投資家の関心は依然として高く、ニュージーランドには投資の機会があると強調しています。