ワンガヌイでは、貧困世帯の多いエリアの固定資産税が約20パーセントも値上げされる一方、裕福な世帯が住むエリアではわずか平均0.5パーセントの増加にとどまっている。
2023/24年のワンガヌイ全体の固定資産税増税率は7.9パーセント。
東側のアラマホ地区では、平均NZ$552.81ドルの増税でNZ$3391ドルへ。海ぞいのキャッスルクリフ地区では、平均NZ$507.56ドルの増税でNZ$3218ドルへ。中央のゴーンビルでは平均NZ$367.72ドルの増税でNZ$3399ドルへ。
これに対して、高級住宅が多いセント・ジョンズヒル、オタマテア地区では、NZ$19.69ドルの増税でNZ$3979ドル、スプリングベールではわずかNZ$4ドル増えてNZ$3638ドルとなった。
ワンガヌイのアンドリュー・トライプ市長は、昨年の土地査定で、貧困世帯のが多いとされていた各地区の土地価値が劇的に変わったことを言及した。
「セント・ジョンズヒルやスプリングベールでは、すでに最高価格の土地バリューが評価されています。これらの地区は、新しい査定でも最も固定資産税が高いのです。ワンガヌイの土地バリューは、この数年で倍になっています」とトライプ市長は語る。