オークランド国際空港は、コロナ禍の影響を最も受けているビジネスの一つ。その利益は著しく減っている。

12月締め6か月の利益はNZ$28.1ミリオンドル。昨年同期間のNZ$147ミリオンドルであった。最低ラインが確保できたのは、商業輸送が継続しているためだが、昨年3月国境が閉鎖された上、ロックダウン中は国内旅行客も得られなかった。現在は、国内旅行者の増加とオーストラリアへ渡航時の隔離不要により、わずかながら回復に向かっている。オークランド空港は、必要経費以外のコストを抑え、主要な拡張プロジェクトを延期し、4分の1のスタッフをリストラした。

空港のチーフエグゼクティブ、エイドリアン・リトルウッド氏は、「ニュージーランドは優れたコロナウィルス対応で国際的な名声を得た。安全で魅力的な国という評判により、パンデミック終結後には、海外からの旅行者を早急に見込める。しかし、国境が旅行者に制限なしに開かれるのは、数年先になると思う」とコメントしている。