オーストラリアとニュージーランド間の隔離期間なしの行き来が開始された。
オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クィーンズタウンの全国の主要空港では、家族や友達との再会に、感極まって涙する光景が数多く見られた。
ニュージーランド航空は、トラベルバブル初日の乗客の4分の3が、数カ月離れ離れだった家族や友人であったと見積もっている。
一年以上も海外からの乗客を招き入れていなかったウェリントン空港では、空港スタッフが「Welcome WHANAU(家族)」の黒字に白の巨大なサインを滑走路前に作り上げた。
クィーンズタウンでは、バンドの演奏やフェイスペイントをした人、竹馬のパフォーマーなどが最初の隔離なしの乗客を歓迎。また、旅客機が着陸した直後には、放水車から噴出された水のアーチでこの特別な乗客に敬意を表した。
この日のカンタス121便に乗っていた約100人は、クィーンズタウンにとって387日ぶりの海外からの来訪者たちとなった。