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501強制送還者 娘のために渡豪の願いかなう

オーストラリアで犯した犯罪のため、ニュージーランドに強制送還されたキウイ男性が、4年の裁判を経て法的に再び渡豪できることになった。彼の願いは幼い娘に会うことだ。

ゲイヴィン・ドレさん(33歳)は、かつてオーストラリアでオートバイのセールスマンとして成功を収めていた。

当時は年収$20万ドルにも及んだが、パートナーとの関係が壊れ、そして失職したことにより、人生が逆転し、違法な麻薬に手を染め、2018年にブリスベーンで懲役3年3か月の判決を受けた。

同時にセクション501法では、外国人犯罪者はオーストラリアに滞在するビザをはく奪され、刑期を終えた後は国外追放となる。

実際はこの判決を受けるまでに、ドレさんはリハビリテーション更生プログラムを受けており、別れたパートナーとの間に女児を設けていた。

今回の裁判では、ドレさんが人生の難局に直面し、「精神的な倦怠感」とうつの症状に苛まれたことが言及され、彼がニュージーランドに帰国して以来、リハビリプログラムを継続し、麻薬には一切関わっていないことが明白にされた。

再び犯罪を犯すリスクは極度に低いという認識と、彼の主要な渡豪目的が現在4歳の娘に会うことであることが考慮され、ドレさんはビザを復権した。

2020年ドレさんは結婚し、妻との間に男の子がいるが、オーストラリアにいる娘アマルニちゃんのことはいつも心の中にあった。

彼と妻のエミリーさんは今オークランド大学で学び、将来はリハビリプログラムのためのセンターを開設する夢を追っている。

日付は確定していないが、オーストラリアへ旅立つ準備を始めているという。