UNICEFのレポートによると、ニュージーランドの子供たちは先進国の中では非常に貧しい環境にあるとされている。
OECD諸国とEUに属する41か国の先進国の中で、教育、住居、生活環境など、幾つかの社会的な指標を平均化した順位付けをした結果、ニュージーランドの子供たちは34番目にランク付けされている。
UNICEFニュージーランドによると、最も衝撃的なのは、ニュージーランドの自殺率で、その他は多数の子供たちが標準以下の家に住んでいる、適切な食物を与えられていない、家庭で暴力を受けている、など子供たちは非常に厳しい環境にさらされていいる。新生児の死亡率、10代の出産率なども、ランキングの指標に含まれている。
16パーセントの子供たちが、両親ともに無職の家庭で育てられているが、この状況の国際的平均は8.97パーセントである。
15歳から19歳の子供たちが、教育も職業訓練も受けておらず且つ無職である確率は7.1パーセントだが、これは国際的な平均値よりややよい数値となっている。
いずれにせよ、他の指標を総合すると、ニュージーランドはヨーロッパ諸国と比べ、かなり低いレベルであるという結果がレポートされ、これを発表したUNICEFのストーン博士は、政府の対応を呼びかけている。