政府は埋め立てゴミを出す場合の料金値上げを検討している。
現在1トンNZ$10ドルのところを2023年までにNZ$60ドルまで値上することが新たに提案されている。シドニーでは、一般廃棄ゴミにかかる費用は1トンにつきAU$143.60ドル。ニュージーランドはこの10年間で、3,000万トン以上のゴミを埋め立ててきたが、今後も継続して増加する見込みである。ゴミ処理を値上げすることで、リサイクルが進むことを政府は期待しているが、不法投棄の増加につながる懸念もある。実はニュージーランドは、先進国の中では国民一人当たりの埋め立てゴミ量が最も多い国の一つでもある。ユージェニー・セイジ準環境大臣は、「値上げすることで不法投棄が増えることはあまり危惧していません」と見解を述べている。収集した料金は、廃棄物削減のための廃棄物ファンドや、各自治体のリサイクルシステムに投資される予定。
都市開発や住宅建築が著しいニュージーランドでは、建設や解体に大量の廃棄物が発生する。小さな解体会社には手厳しい状況である。