深刻な冬の暴風雨によって甚大な洪水や大雪被害に見舞われ、オタゴ地方のワイタキ(Waitaki)地区に発令されている「地方非常事態宣言」について、現地自治体や救急当局はインフラの応急復旧が進んだことから、交通網の混乱が徐々に緩和しつつあると発表しました。
特に冠水や冠雪で完全に寸断されていた南島の主要幹線道路である2つのステートハイウェイ(国道)が安全確認を経て再開され、物流や市民の移動ルートが確保され始めています。
一方で、依然として局所的な二次災害への警戒は続いています。オタゴ半島(Otago Peninsula)では激しい豪雨に起因する大規模な地滑り(ランドスリップ)が連続して発生し、一時は多数の住民に緊急避難命令が出されていました。最新の調査により、土砂の動きが沈静化した一部の物件については住民の帰宅が許可されたものの、依然として地盤が極めて緩んでいるエリアでは避難生活の継続が余儀なくされています。また、ダニーデン市議会は住民を集めた公開会議を開き、今回浮き彫りになったサウス・ダニーデン地区などの低地における抜本的な洪水管理と、老朽化した排水インフラの刷新に向けた予算配分を最優先で協議していく方針を明らかにしました。
