過去(2024年4月)にカンタベリー地方で発生した洪水による南島主要鉄道橋の変形・一部崩落事故について、運輸事故調査委員会(TAIC)の最新の調査報告書が公開されました。
驚くべきことに、当時この危険な状態の橋は列車に対して閉鎖されておらず、崩落寸前の異変に気づいたのは、たまたま近くを通りかかった一般の通行人だったことが明らかになりました。
この通行人が当局に通報した直後に間一髪で列車の運行が停止されたため、大惨事となるはずだった列車の脱線事故が未然に防がれました。報告書では、当時の鉄道会社(KiwiRail)の洪水監視体制やリスク管理が不十分であり、事前の対策次第で橋の損傷自体も防げた可能性があったと指摘されています。「一歩間違えれば壊滅的な被害が出ていた」とするこの調査結果は、インフラの安全管理体制の甘さを浮き彫りにし、現在国内で大きな議論を呼んでいます。
