ニュージーランド政府が4月に導入した新たな投資家向け「ゴールデンビザ」に対し、国内外から大きな関心が寄せられています。
ニュージーランド貿易企業庁によると、開始から2週間でビザ申請ページの閲覧数は2,500件を超え、前年同時期と比べ700%以上の増加となりました。この新制度では、英語要件の撤廃や投資カテゴリーの簡素化などが盛り込まれ、より柔軟な条件が魅力とされています。
移民コンサルタントのデイビッド・クーパー氏によれば、ドイツ、香港、シンガポールなどでの説明会も盛況で、すでに43件の申請があったとのことです。3年間で最低500万ドルの「成長型」、5年間で1,000万ドルの「バランス型」といった選択肢があり、年間最大600件の申請が見込まれています。一方で外国人住宅購入禁止措置が依然として投資家の足かせになっているとも指摘されています。