4月1日からニュージーランドの新しい税年度が始まり、税金や生活費に関するさまざまな変更が適用されます。
特に注意が必要なのは、昨年7月に実施された所得税の税率変更です。2024年3月までの1年間は、古い税率が4カ月間、新しい税率が8カ月間適用された「複合年度」となっており、収入の時期によっては税の過不足が生じる可能性があります。年初に高収入だった人は税金を多く払いすぎているかもしれませんし、年後半に働き始めた人は逆に足りない場合もあります。
一方で、電気料金も4月から上昇し、地域によっては月平均で10~25ドルの追加負担が発生する見通しです。税や支出の変化が重なることで、多くの家庭にとって年度初めは金銭面での注意が必要な時期となりそうです。