ニュージーランドへの訪問を予定していた外国人に対し、偽の移民局（INZ）からの通知が届いていることが明らかになりました。これらの偽の書簡は、すでに承認されたビザが取り消されたと主張しており、旅行者に混乱を引き起こしています。

フェイスブックの旅行者向けグループ「New Zealand Travel Tips」では、あるユーザーが偽の書簡の写真を投稿し、同様の通知を受け取った人がいるかを尋ねました。その書簡には申請番号やINZのロゴが含まれ、「ポスト決定審査」によりビザに懸念が生じたと記されていました。また、懸念が解決するまでニュージーランドへの渡航を控えるよう求め、違反した場合は搭乗拒否や入国拒否の可能性があるとも警告していました。

INZのリスク・検証部門の責任者アーロン・スミス氏は、これらの書簡が偽物であることを確認しました。INZでは、ビザ承認後に疑問が生じた場合、追加の確認を行うことがあるものの、今回のような通知は送らないと説明しています。

INZは詐欺メールや偽サイトの存在を認識しており、公式ウェブサイト以外のリンクを避けるよう注意を呼びかけています。不審な書簡を受け取った場合は、公式サイトを通じて直接INZに確認するよう勧めています。