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幹線道路から外れた町オタキの利点と欠点

ウェリントンへ向かう高速道路トランスミッション・ガリーの完成以前、主要幹線道路ステートハイウェイの通っていたオタキは、アウトレットショップやさまざまな専門店を抱える魅力のある町、そして交通網のボトルネックとなる町として有名だった。

トランスミッション・ガリー開通後6ケ月、町の人々の意見を聞いてみた。

Stretwise coffeeにて、キャサリン・グッドウィンさんは、「交通量は圧倒的に減りましたが、地元住民はむしろそれを歓迎しています。運転しやすく、駐車場も空いていますから」と語る。

「高速道路からもアクセスが容易なので、美味しいコーヒーを買いにくるお客さまも多くいらっしゃいます。ウィン-ウィンの結果だと思っています」

全員がそう思っているわけではない。カフェの近所の小売店オーナーは、人の流れが激減したことに苦しんでいる。少なくともアウトレット店1軒は、閉店に追い込まれた。

Bendonアウトレットのホリー・ウィルソンさんは、「道路を渡ったり、駐車場を見つけたりすることは楽になり、お客さまにとっては買い物しやすくなりましたが、人の出入りは劇的に少なくなりました。総合的に見て、マイナス点の方が多いと思います」と語る。

アートギャラリーとクラフトショップを運営するロビン・ダルディンさんは、「ウェリントンから来るお客さまが多くなりました。クルマが止めやすくなったので、街歩きやウィンドウショッピングが楽にできるようになったという声を聞きます」と、そのベネフィットを喜んでいる。

ワカ・コタヒ(交通省)のリージョナル・マネージャー、マーク・オーウェン氏によると、オタキのメインロード改良工事が開始される予定である。